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牛の部位

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営業時間・休業日が異なります。
出荷業務は月・火は行っておりません。

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百千兆 想い


黒毛和牛ひとすじ、美味しさにまっすぐに。



 私が精肉業界に携わったきっかけは、折しも昭和48年のオイルショックの最中、鹿児島県の農業高校校を卒業後、手に職をつけようと単身、名古屋の土木会社に就職した事が始まりでした。
 ある時、その土木工事会社の上司に「ステーキあさくま」のサーロインステーキをご馳走になり、人生初のステーキを口にしました。この世の中にこんな美味しい食べ物があるのかと、全身に電撃が走るほどの衝撃を受けたことは忘れられません。
 それから45年、寝る間も惜しまず食肉業界一筋に、あの衝撃的なステーキの味を求めて黒毛和牛の美味しさを追い求めてまいりました。
 始めは和牛肉の販売・取扱いを学び、卸販売など、最後は枝肉の格付けや黒毛和牛の肥育まで和牛流通の川上から川下まで学んできました。精肉業界に関わる者として、美味しさもさることながら、安全に消費者の皆様にお届けする方法の全てを学んできました。

 黒毛和牛は、北は北海道、南は沖縄まで、神戸ビーフや松阪牛、飛騨牛など200種類以上のブランドがあり、特徴や価格も様々です。ブランド牛でも有名ブランドとの格差は最高ランクのA5では、1キロ千円〜三千円と価格差があるのが現状です。

 各地の肥育農家の皆様は、美味しい黒毛和牛を育てようと日夜努力されておりますが、生後2年〜5年を経て出荷されるため、結果を出すためには非常に長い月日を要します。
 また、全国の和牛市場では、農協や肥育農家の出荷頭数に制限があり、またブランド牛肥育となると、出荷頭数の少なさや個別に販促をしなければならない等、コストが上乗せさる為、消費者へ届くまでに黒毛和牛の価格を押し上げています。

 自身が博労として、肥育の現場や枝の格付けに携わる中で、黒毛和牛は本当に一番良い状態で出荷されているか?丁寧に手間をかけて育てられた黒毛和牛は、全て美味しいのではないか?など様々なことを疑問に思い、都度試行錯誤してきました。
 そして何より私たちの頂いてる和牛は、肥育農家や様々な方々の丁寧な仕事によって生産され、全国には名もなき美味しい黒毛和牛がたくさんあることに気が付きました。


美味しい和牛の一番美味しいときに、
さらに手間をかけて、感謝を込めて。



 その後32年してようやく独立の話が舞い込んで来ました。今までの想い「手に職を付けお肉屋さんを開業すること」「あの美味しい和牛をもっと美味しくして販売すること」「たくさんの方々にもっと手頃に提供すること」をやっと実現できると、高級食材の黒毛和牛を、「薄利多売」消費者の皆様へもっと身近に、「三方良し」を心に刻み商売をしようと一歩踏み出しました。

そこでより多くの皆様に、「手間をかけて育てた美味しい黒毛和牛」を産地にこだわらず、お届けできないか?美味しい黒毛和牛をさらに美味しいと言っていただく方法はないかと考え、自社ブランドとして「大黒千牛」を立ち上げました。

 大黒千牛とは、月齢雌29カ月以上、去勢28カ月以上、衛生管理の行き届いた清潔な肥育、栄養バランス、サトウキビやバカス等の飼料で手間をかけて大切に肥育されている農家から仕入れした黒毛和牛です。
 特に月齢に関しては、それまでの市場で、なぜ一番良い時期の数カ月前にわざわざ出荷してしまうのか?という気持ちが大きかったかも知れません。実際に肥育の現場に携わってみると、理由がわかりました。例え数カ月でも、和牛を一カ月育てるのに時間とお金が掛かるからでした。
 こうして和牛の美味しさを伝える第一弾として、日経新聞の全国版一面に、産地で縛らない品質で縛る。「非常識なブランド大黒千牛」として発表しました。
 それから数年後、和牛業界で「熟成肉」が話題となりました。試食してみると45年前のあの和牛の味ではない、「もっと黒毛和牛は美味しく出来るはずだ!」と思い「あの美味しかった味を再現しよう!」と昔の和牛肉の保管状況を思い出し、枝肉の状態で保管できる巨大な昔の冷蔵庫を再現しました。
 今までの経験から、3週間位で近い状態になるのではないか?それから骨付き枝肉の状態で、毎日冷蔵庫を確認する日々が続きました。約一週間経過した頃、枝肉が昔の状態に似ていると思いさらに美味しくなっていると確信しました。
 そうして待ちに待った21日間後、枝肉から加工して無造作にざく切りにして、一口食べると。。。「なんやこれ!感謝感激!この味や!」こうして熟成ではない「あの旨い和牛」、昔ながらの方法で醸した和牛「深喜21(ふかきとにわん)」が完成しました。

 世の中に肥育ブランド牛が世に出回る頃、それまでの農家では「母牛」は廃棄用として軽視されておりました。この子牛を産み100カ月以上の母牛でも、黒毛和牛は美味しくできる!と、さらなる挑戦が始まりました。
 その結果、肥育農家協力のもと、苦節10年、ビール粕やバカスなどの飼料や再肥育に6カ月以上肥育し、「但馬の絆、宝千」を完成させました。

 和牛一筋に50年、独立から約20年、自身の肉屋と美味しい和牛は準備ができ、お客様のご家庭に直接お届けする準備が出来ました。
 しかし、そんな矢先のコロナ禍で、以前の毎日がどれ程幸せだったのか、改めて考えさせられました。

 私たちの使命は、皆様の口に運ばれる食を商いとしている以上、お客様に常に美味しく、安心安全で、毎日笑顔でいられる様な、美味しい黒毛和牛を提供することと考えます。
 社員一同、自ら試食し美味しいと感じる和牛だけを、自信を持って取り扱っております。

1グラムを大事に、1円を大切に。弊社の作業現場のスローガンです。大切に扱い私たちと同じく10月10日で生を受け、余命30カ月の牛様に感謝の気持ちで仕事をして、生産者や販売者、そして消費者の「三方良し」を旨として、これからも正直に、ひた向きに、黒毛和牛の素晴らしさや美味しさを広く伝えていきたいと思います。




代表取締役 濱門 美喜男

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